価格 : 650円(税込み)


在庫 : 2
発売 : 2008/09/12

伊坂 幸太郎
文庫
講談社
レビュー
  • ライトノベル ... 2009/06/01

    良くも悪くもライトノベルだと思いました。
    何か意味のあるメッセージを汲み取るとかむずかしいことを考えずに、それっぽく、小難しく、意味ありげで、かっこいい台詞回しを楽しむ作品ではないかと思います。
     
  • 未完成? ... 2009/05/14

    議員年金を廃止、無駄な公共事業への投資を止め、海外からの圧力にも屈しない、
    そんな素晴らしい議員の邪魔を何故するんだ?

    ファシズム?こんな腐りきった日本を再生するのは犬養のような議員は必要不可欠だ。
    むしろ安藤のやろうとした事のほうが、日本を駄目にする様な気がしてならない。

    今回の伊坂作品はオチが弱いような気がした、
    モダンタイムズという続編のような物が発売されているそうなのでそちらを読んでみようと思う。

    サンデーコミックスの魔王のほうが個人的に飽きさせないつくりになっていて
    原作の魔王よりも面白かった。

    最後、疑問ですが犬養が刺されたのは何で?ドーチェのマスターは?

    あと、サッカーで激怒する国はアメリカじゃなくて中国とか韓国にしたほうが
    リアリティがあったと思う。

    温厚な日本人がアンダーソンの家を焼くとは思えないんだけどな。。。
     
  • 問題提起に意義がある。 ... 2009/05/08

    本書は、2004年末と2005年夏に発表された連作中編小説2編を収めています。

    回顧すると、2005年9月11日にいわゆる「郵政解散」がなされ、
    小泉政権が大勝利、衆議院で3分の2の議席を占めて、
    憲法96条1項に定める憲法改正の発議が可能なラインを、
    争点を郵政に絞っておきながらもあっさりクリアしてしまったのを思い出します。

    「魔王」は、そんな流されやすい我々大衆と政治との関係を描写したものであり、
    「呼吸」は、憲法改正国民投票の行われる際の空気を予測した近未来小説ともいえます。

    私は、本書自体はそれほど面白いとは思わなかった、
    というよりも、すでに評論等で著者のような問題提起に数多く触れていて、
    それほど目新しさを感じなかった、というのが正直な感想です。
    特に連想させられたのが、芥川賞作家・辺見庸氏の言う「鵺のような全体主義」でした。

    しかし、後に「魔王」がコミック化されて若い方の支持を受けていること、等、
    若い方が本書をたたき台にして、政治参加についてなどを考えるようになるのなら、
    ひとまず、本書には十分な意義があったのだと思います。
     
  • 青臭いといわれようが ... 2009/03/08

    青臭いとしても、陳腐だとしても、この作品に流れている姿勢がすごく好きだ。

    「集団に流されるな、自分で考えろ。」

    ムッソリーニの恋人のスカートが直せる人間・・は無理でも、直してあげたいなと思うくらいの人間に私もなりたいと思う。

    個人的には、本屋大賞・このミス一位をとった「ゴールデンスランバー」より、この作品を評価したい。

     
  • 何も残らない話 ... 2009/02/14

    前半は兄が主人公で、後半は弟の奥さんが主人公という設定の話で、珍しい話の展開だと思う。しかし、犬養という人間の存在が某元首相のようで、話し全体が薄っぺらく感じてしまう。そして読み終えたときに「え!、終わったの?」、起承転結でいうと「結」が何なのかと疑問に思うほど、何も残らない話でした。