価格 : 788円(税込み) 筒井 康隆 − 1975 新潮社 |
レビュー
NHKの連続ドラマとはずいぶん違う ... 2008/11/30
蓮佛美沙子主演のNHK連ドラは原作の攻撃性を矯め平和主義的、家庭的に変えている。
原作に出てくる大抵の男は姦淫の想像たくましくするが、七瀬はそれに慣れていて、どんなビューティーコンテストでも3位には入れると思う自信家。
蓮佛のようにいつも眉根にギュッと皺をよせることはないだろう。列車で出会った若い男恒夫も原作では塩谷瞬のようにハンサムな自信家でもない。小さな男の子は原作では3歳、ちょっと幼すぎる。真弓瑠璃も原作の方が派手。
マカオのカジノで七瀬は荒稼ぎして日本に帰る飛行機の中で微弱ながら誰かの念を感じる。
これから先、エスパー殺しらしき者があらわれ話の脈絡が乱れる。ゾンビーというかハリーポッターの死喰い人みたいなのが増えてくる。結構人が死ぬ。
最後の舞台はきっと北海道の七飯町、大沼だな。